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アマゾンの日本での売上はどのくらい ~会計士による30分財務分析~

会計士による30分財務分析

今日から始めた会計士による30分財務分析シリーズです。会計士の私が財務諸表を読み、表やグラフ・ブログを書く時間も含め、30分で読者の皆さんに有用な財務情報を提供する目的で始めました。30分という時間制約上、ワンポイントに絞った分析をしていきます。なるべく投稿数を増やすつもりで頑張ります。週2回のペースで投稿予定です。第一回はアマゾンです。いきなり外国企業をとりあげます。今後も日本企業だけではなく、日本になじみのある外国企業も出来る限り取り上げていきます。


アマゾン、日本での売上は減少?した



まずは次の表をご覧ください。
アマゾン日本売上高2014年12月期

(単位:百万ドル)



アマゾンが2015年1月30日公表した年次報告書(日本の有価証券報告書)をもとに作成したものです。米ドル換算では2012年から2013年にかけて売上高が減少し、2014年ではV字回復しています。電子商取引の規模が伸びているのに、2013年は本当に減少しているのでしょうか?これは日本円から米ドルに換算するときの為替レート影響が大きいのです。

日本円に換算するとどうなるか?



日本円に換算するとどうなるでしょうか?毎期20%ずつ売上が伸びています。2014年での売上高は約9,458億円で前年比18.6%の増加です。2015年12月期では日本での年間売上高が1兆円を突破するものと思われます。


アマゾン日本売上高

(単位:百万円)(為替レートは三菱UFJリサーチコンサルティング株式会社提供)

会計上の注意点

為替レートの換算には注意が必要です。売上高など年間通して取引があるものは、期末日のレートではなく期中平均レートを使用します。つまり損益計算書に記載される科目は期中平均レートです。一方貸借対照表は、期末日レートで換算します。損益計算書とは違い期末日時点、つまり一時点での資産や負債だからです。


為替レートについては、こちらのブログも参考にしてください

まとめ



日本経済新聞2月8日付の報道によれば楽天の年間取扱高が2兆円を超え、前年比13%増加したとのことです。一方でアマゾンの日本売上高が約9,500億円で約18%の増加中国のアリババでは一日の過去最高取扱高が1兆円を超えたとの報道もあります(2014年11月11日)。日本ではEC(電子商取引)の取扱高が拡大していくでしょう。



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2015年2月9日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:財務分析

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