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ビジョンの作成 (その4) ~他社との競合に勝とう

こんにちは。経営計画を自社内で5年で作成できるよう支援する李総合会計事務所 です。

今回は、経営計画を作成する際のビジョンが大切 シリーズの第4回目です。

ビジョンは次の5つに分解ができますね。

(1)事業分野(業界)
(2)経営資産(ヒト・モノ・カネ)
(3)競合他社・競合事業
(4)経営理念
(5)業界特有の構造・慣習

ビジョンを作成する上の前提の一つに競合他社や競合事業が
どのような事業やサービスを行っているのかを把握することが大切です。
というのも、他社と同じ品質・同一のサービスを提供すれば、
お客さまにとって、判断基準は価格のみになってしまいます。

価格競争はなるべく避けた方が良いですよ。
マクドナルドのような薄利多売のビジネスは別として、
高品質・高付加価値の商品やサービスを目指した方が通常は利益がでます。

では、具体的にどのような競合企業・ライバル会社と比較すれば良いのでしょうか?
本当は対象とする業界のナンバー1の企業と比較できるのが理想です。
しかしそうはいかないことも多いでしょう。
比較できる企業がなけければ、
身近なライバル企業と比較することでも、問題ありません。

ライバル企業と比較する目的は経営ビジョンの作成に役立てるためです。

比較することにより、次の3点が見えてきます。
というよりも、見えるようにします。

(1)拡大
より一層注力し市場を独占・拡大することを意味します。

(2)強化
シェアを保ちつつ収益力の強化を図ることです。

(3)差別化
前回に続き、「差別化」が出てきました。
ライバル企業との差別化が重要です。
差別化が維持できなければ、次の撤退の検討もします。

(4)撤退
収益力を強化しても、赤字が続いてる。
今後も回復可能性がなければ撤退します。

いつものように韓国料理店で当てはめをしてみましょう。
(1)拡大
1店舗のみだったのを2号店を出店するような感覚ですね。

(2)強化
メニューを増やすまたは減らして収益力を図ることです。
メニューを減らして収益力が増えることにピンとこない方も
いるかもしれませんが、メニューを減らして
収益力が増えることもあるんですよ。
これは別に機会に説明します。

(3)差別化
たとえば、チヂミが美味しい韓国料理店というキャッチフレーズで
チヂミに力を入れることで、他の韓国料理店との差別化を図る考え方です。
キムチなら1種類だけかもしれませんが、チヂミでしたら、
何種類もメニューに載せることも可能だと思います。
(注:実際にはキムチは1種類ではありませんよ)

大切な箇所なので、少しだけ補足しましょう。
例えば焼肉屋さんが、カルビを売りにしてたとしましょう。
「カルビの美味しい焼肉店」という感じのキャッチフレーズですね。
でも、カルビだけをメニュー載せてる焼肉屋さんなんてないですよね。
韓国料理店に話は戻り、チヂミだけしかメニューにない韓国料理店もほとんどないでしょう。
差別化は他社との違いを強調するためにあります。

少しは理解してもらえたでしょうか?

(4)撤退
近くにライバルの韓国料理店があり、そちらが繁盛している。
試食しても、原価や収益力で勝てる見込みがなければ
撤退を考えます。

いかがでしょうか?
このように経営計画の作成方法を整理して考えれば、
経営計画は難しくないと思います。
経営計画はお店や企業のビジョンですので、徹底的に考えることは
もちろん必要ですよ。

次回は経営理念、ビジョンのお話をしますね。

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2012年6月2日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:経営計画

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